醒井宿の東西には、見付(番所)が設けられ、東の見付から西の見付まで8町2間(876m)が醒井宿であった。
 東の見付のすぐ西は、道が直角に右に曲がり、少し行くと左に直角に曲がる枡形になっている。
 枡形は、城郭や城下町にあり、城では、一の門と二の門との間に設けられ、敵の進む勢いを鈍らせたという。

見付跡・枡形説明

鶯ヶ端説明

ブロックで覆われた安置場所

地蔵尊

 ここからは、特に西方の眺めがよく、はるか山間には京都の空が望めるというので有名で、旅人はみな足を止めて休息したという。
 平安時代の歌人で、中古36歌仙の一人、能因法師も
  旅やどり ゆめ醒井の かたほとり 初音もたかし 鶯ヶ端
と詠んでいる。