菅野神社は、古く美濃国中川庄13か村の総氏神として結荷荘厳な大社で、奈良興福寺領の荘園地の牧に地名の由来が伝えられ、ここ興福地町(延宝5年興福寺の寺を地に改めた)に遷座され、現在に及んでいる。祭神は、新撰姓氏録に 「菅野朝臣は百済王の祖神を祀る三野造云々」 とあり、奈良興福寺の鎮守、南都春日大社勧請の木造座像2体を祀る。

大垣市重要文化財木造文官神座像説明

 当社は奈良時代に百済国王の末孫が祖神を祭神として奈良興福寺領の興福寺(地)に祀り、旧中川庄の興福寺、池尻、河間、笠縫、笠木、中野、領家、中川、曽根、北方、加納、中沢、青木の13か村の総社で、五穀豊穣、福徳長寿の大神で氏子の崇め奉る古社である。

拝殿内・幣殿

阿形の狛犬

吽形の狛犬

佐渡ヶ島産梅花石

手水石

菅野神社拝殿

参道

菅野神社由来碑

境内社覆屋

本殿

境内社