左甚五郎とウサギの欄間説明

 昔当店のあたりは中山道加納宿でございました。
 当店の初代上野長七郎がこの場所で旅籠二文字屋を始めましたのが、元和6年(1620)、今から375年程前のことでございます。
 月夜に川原で餅をつくウサギは、御存知左甚五郎が二文字屋泊り、彫ってくれた欄間でございますが、火事のとき欄間の川原から水が吹き出し、一舜のうちに火を消したと伝えられております。

生けすの錦鯉

旧旅籠 「二文字屋」

生けすの壁の餅をつく兎

二文字屋の駐車場に建つ道標 「ひだり京」