和泉式部は、平安時代を代表する三代女流文学者の一人といわれ、和歌をこよなく愛し数多くの歌を残した一方で、恋多き女性としても知られています。
 波乱に富んだ人生を歩んだ彼女は、心の赴くままに東山道をたどる途中、御嵩の辺りで病に侵されてしまい、鬼岩温泉で湯治していましたが、寛仁3年(1019)とうとうこの地で没したといわれています。
 碑には 「ひとりさえ渡ればしずむうきはしにあとなる人はしばしとどまれ」 という歌が刻まれています。

和泉式部廟所説明

ひとりさえ 渡れば沈むうき橋に あとなる人は しばしとどまれ

石碑脇にある地蔵菩薩3体

国道21号線に建つ和泉式部廟所の道標

和泉式部廟所

いづみ式部廟所碑