細久手宿と御嶽宿の間は3里(約11.8㎞)。細久手宿から中山道を西へ、平岩の辻から西の坂を登ると三室に分かれた石窟があります。
 右の石窟に祀られているのは、明和5年(1768)の三面六臂(顔が三つで腕が六本)の馬頭観音立像。中央には一面六臂の観音坐像が、左の石窟には風化の進んだ石仏が安置され、石窟の右端に残る石燈籠の棹には、天保11年(1840)の銘があります。
 なお、ここは石窟のすぐ上に秋葉様が祀られていることから、秋葉坂とも呼ばれています。
 (瑞浪市)

天保11年(1840)の石灯籠

秋葉坂三尊石窟碑

三室に分かれた石窟

秋葉大権現の石祠

街道の右手段上にある石窟

秋葉坂の三尊石窟説明

大正10年(1921)の馬頭観音

明和5年(1768)の三面六臂の馬頭観音

明和7年(1770)の一面六臂の観音座像

風化が進んだ石仏