これより先千三百米一里塚迄瑞浪市日吉平岩地内、旧幕当時に開いた中山道は昔其侭の姿を今尚残して居り、この間に次の様な地跡が残て居る。一里塚より先は可児町に通じて居る。
一、道が東西南北に向て居る珍しい所
一、石室の中に観音像三体祭る
一、旧鎌倉街道へ行く分岐点日吉社
一、切ら礼ヶ洞
一、一里塚京へ四十一里江戸へ九三里路上及一里塚付近よりの眺め
一、東に笠置山恵那山駒ヶ岳
一、西に伊吹山鈴鹿連峰
一、北に木曽の御嶽山加賀の白山
一、南に遠く濃尾平野に尾張富士又快晴の日には尾張熱田の海を見る事もできる。

道標が途中で折れたもののようである

西の坂旧道口から平岩橋を振り返る

瑞浪市内旧中山道の影碑

左中山道西の坂道標

「旅人の上り下りや西の坂」 と刻まれている