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中山道は、岐阜県内でも改修や荒廃などにより江戸時代当時の原状を残すところが少なくなっております。こうした中で、瑞浪市内の釜戸町・大湫町・日吉町にまたがる約1.3㎞の中山道は、丘陵上の尾根を通っているために開発されず、よく原形をとどめています。
特に、この琵琶峠を中心とする約1㎞は、八瀬沢一里塚や馬頭観音などが現存し、当時の面影を残しています。昭和45年には500m以上にわたる石畳も確認され、峠を開削した時のノミの跡を持つ岩や土留め・側溝なども残されています。
歴史の道整備課活用推進事業の一環として、平成9年度から平成12年度にかけて石畳や一里塚などの整備を行い、江戸時代当時の琵琶峠に復元しました。
(瑞浪市教育委員会)
馬頭観音の前はいきなりの石畳
琵琶峠の石畳説明
東海自然歩道道標
石畳に入って直ぐ左にある明治24年(1891)の馬頭観音
左側面に 「左ざいみち」 と刻まれている
文化11年(1814)の馬頭観音
これより坂を下ること十町ばかり山には大きなる石幾つとなく 長櫃の如きもの 俵の如きもの数を知らず
太田南畝 壬戌紀行
琵琶峠東上り口碑
天保2年(1831)の馬頭観音