道中安全、病気全快の観音様として知られ、宿内、近郷はもちろん旅人からも厚い信仰を受けて賑わってきた観音堂です。
 現在の建物は、弘化4年(1847)に再建されたものですが、境内に並んでいる数多い石造物とともに盛大だった宿当時を偲ぶことができます。

 この絵天井は、虎の絵で著名な岸駒に師事した現恵那郡付知町の画人・三尾静(暁峰)の描いたものです。
 花鳥草木を主に60枚描かれており、出来も良く百年の歳月を感じさせない逸品です。
 この大湫観音堂は、宿の大火で類焼して弘化4年(1847)に再建されましたが、難病平癒の霊験があり近郷近在の崇敬を受けています。
 (瑞浪市教育委員会)

嘉永3年(1850)の大乗妙典供養塔

大乗妙典千部供養塔

安政3年(1856)の心経千部書寫塔

芭蕉句碑

観音堂の俯瞰

境内中央に建つ享保10年(1725)の常夜燈

境内の石塔・石碑・石仏

厨子がたくさん並んでいる

青面金剛の庚申塔

微かに見える天井絵

観音堂

大湫観音堂の絵天井

弘法大師像

大湫宿観音堂説明

花ざかり 山は日ごろの あさぼらけ