古山家は江戸時代に屋号を 「菱屋」 といい、酒造と商売を営業していた。そして享保年間から幕末まで約150年間、大井村の庄屋を勤めた旧家である。
 屋敷は間口10間半(約19m)、奥行35間(約63m)の敷地の中に、14畳・10畳・8畳の部屋など合計8室、それに土蔵をもつ広大な建物があった。
 今の建物は、明治初年に上宿より移築したもので、前面に太い格子をはめ、撥ね上げ式の大戸が付き、奥座敷には床の間・違い棚・書院・入側廊下のある10畳2間が続き、江戸時代の雰囲気を色濃く残している。
 (恵那市教育委員会)

大井村庄屋古山家(ひし屋資料館)

大井村庄屋古山家説明