中山道岡瀬澤碑
岡瀬澤の永代燈とあきば道(うしみち)説明
この永代燈は中山道と野道の分岐点に 「岡瀬澤大組」 が安全・安心を祈って建立されました。
この野道は岡瀬澤から東野へ向かう古い道で、途中の坂には 「妻神」(さいのかみ)と刻まれた大きな道祖神もあり、岩村から遠州秋葉山(現静岡県の秋葉神社)に参詣する道筋にもなり、灯篭には
「ひだりあきばみち」 と刻まれています。
また東野、岩村の方からは村人の普通一般の物資輸送の道であり、これを 「うしみち」(中山道へ向かう道のこと) と呼んでいました。この 「うし」
関係の人が休む 「うしやど」 が岡瀬澤にありました。
この灯籠は、頭の部分と火袋の部分以外は、自然石をそのまま利用した素朴な美しさがあり、秋葉参詣の旅人はこれから28里(約112㎞)の旅の安全を祈ったものでしょう。
自然石の永代燈