江戸時代の面影を如実に残す建物。
この家は、当家の先祖宮大工横井弥左衛門(藤原朝臣真行)が天保13年(1842)に建てたもので、150年以上を経過している。その時の施主は、山科屋遠山林蔵という。
四畳ほどの中二階が今も残されている。ここへは、梯子を懸け、中二階に登ると梯子を取り外し、鉤に収納すると外からは部屋のあることが全く分からない仕組みになっている隠し部屋である。
遠山家は明治末年頃まで住んでいたが、現在は駅前の 「山品」 といううなぎ屋である。横井家が購入し、大正年間には足袋の注文製造販売を商っていた。
白木屋 (横井家)
白木屋 (横井家) 説明