当寺は慶長5年(1600)鱟山(こうさん)正雪和尚禅師によって開山創建された。明和2年(1765)客殿及び庫裡を増築、明治に至る。明治24年(1891)国道の改修により現在支所の所在地にあったものが現地に移築。昭和32年(1957)位牌堂を増築し現在に至る。
境内には御前水の井戸があり、明治天皇が明治13年(1880)御巡幸の途次使用された。
山門の右にある老松は、門冠の松とも路上の松とも呼ばれ、根回り2m30㎝、高さ10m余の名木である。
御本尊は円仁(慈覚大師)の作と伝えられる釈迦如来で、他に道元・榮山両禅師の像を祀っている。
落合宿は中山道69次の内、江戸から数えて44番目の宿である。
幕末頃の 「中山道宿村大概帳」 の記録では、宿の長さは約390m、宿内の家数は75軒であった。
ここ下町にある曹洞宗の善昌寺は、慶長5年(1600)の創建といわれ、武儀郡関村(関市)にある龍泰寺の末寺である。明治24年(1891)の道路改修工事で寺の一部が道路となり、寺は東側へ移設された。境内にあった松はそのまま残され、現在
「路上の松」 と称されている。
(中津川市・中津川市観光協会)
善昌寺由緒
善昌寺由緒
門冠りの松
御膳水井戸
㐂翁山の扁額が掛かる善昌寺山門
この松は創建当時の山門を覆っていたことから、門冠りの松と呼ばれている。およそ450年の年を経ているという。
明治天皇が明治13年御巡幸の際使用された
上町にあった4基の内の1基である
常夜燈