落合宿は、江戸へ82里12町(約323㎞)、京へ52里9町(約205㎞)の位置にある。
町の長さ3町35間(約390m)、家数75軒を数えた。
宿の町筋の中央には用水が流れ、町の中程に本陣と脇本陣(共に問屋兼務)があり、本陣井口家は尾張徳川家給人の千村氏(久々利方)、脇本陣塚田家は同給人の山村氏(木曽方)の庄屋も兼ねていた。江戸方町筋の入口には、道が直角に曲げられた枡形がつくられ、往還の真中に常夜燈もあった。
文化元年(1804)・12年(1815)の2度の大火は宿に大きな打撃を与えた。しかし、現在も本陣井口家、梲(うだつ)、格子のある民家や江戸方の十曲峠と石畳、京方の与坂付近には江戸時代の面影を随所に留めている。
(中津川市教育委員会)
明治天皇落合御小休所碑
落合宿説明
本陣門