一石栃白木改番所跡

一石栃(いちこくとち)の白木改番所跡説明

 白木改番所は、木曽から移出される木材を取締るために設けられたもので、檜の小枝に至るまで、許可を示す刻印を焼いてあるかどうかを調べるほど厳重であったと言われている。木曽の森林資源は、領主たる尾張藩にとって、それほど重要なものだったのである。
 番所は最初下り谷に設置されていたが、蛇抜けによってここ一石栃に移転した。
 「木曽谷諸事覚書」 には、寛延2年(1749)の
ことと記されている。