日本で初めて国指定伝統的建造物群保存地区に指定された 「妻籠宿」 歴史的環境に恵まれたこの町並みを、私達はこよなく愛し、町と住民が一体となって町並み保存に取り組んでいます。
 歴史を刻んだ木造家屋を維持して行く上で最も大切な事は、防火対策と火災からもこの町を守るため、「全国住宅火災防止協会」 の協力を得て、新しい取り組みとして難燃防火処理による、難燃工事をここ延命地蔵堂に取り入れました。
 火災が起きてからの対策から、火災が起き難い方向へと今後火災に強い町並みを目指しています。

 享保10年(1725)の書上げには 「地蔵堂」 と記されている。
 堂内には直径が2mほどもある自然石が安置されているが、この石の由来は、文化10年(1813)5月10日頃、河中(蘭
(あららぎ)川の川原)に地蔵尊が浮かび出ている石があることを旅人に告げられて知り、当時の光徳寺住職中外和尚をはじめとする村人たちが、ここまで運びあげたというものである。
 この延命岩を別名汗かき地蔵というのは、この石が常に濡れているように見えることによる。
 毎年4月23日か24日にお祭りが行われている。

延命地蔵堂由緒

延命地蔵堂

延命地蔵堂難燃防火処理説明