東屋からの遠望 (木曽川上流域)
臨川寺本堂
木曽路随一の景勝地寝覚の床は、昔、役行者(えんのぎょうじゃ)が修行した地で、不老長寿の霊薬が採れたとの伝承から、浦島太郎や三帰(みかえり)の翁の不老長寿の伝説が生まれた。
謡曲 「寝覚」 では、長寿の薬を飲んで、三度若返り千年生きたという三帰の翁のところに、霊薬を貰いに勅使が遣わされます。三帰の翁は、実は医王仏の仮の姿で、喜んで霊薬を天子に捧げます。
謡曲 「飛雲」 では、羽黒山の山伏が木曽路を旅して老いに疲れた老人に逢います。夜が更けると老人は鬼神と化し、盤石を砕いて襲い掛かり、山伏は必死に経を読み、役行者に祈って鬼神を退けます。
(謡曲史跡保存会)
尾張藩主4代徳川吉通が、正徳元年(1711)寝覚の地に立ち寄った折に、母堂の長寿を祈願して弁財天堂を建てるよう上松の役人に命じ、翌正徳2年に完成したお堂です。
現存する上松町の建築物では最も古いもので、大工の棟梁は、名古屋の岩崎治兵衛他4名で、当時の木曽では珍しいお堂の造りといわれています。石屋は3名で高遠から来ています。
弁財天堂由緒
弁財天堂内
明治天皇御駐輦跡碑
寝覚の床 (奇岩の上に祠がある)
寝覚め床下流域
寝覚の床降り口
尾張藩主徳川吉道の命により正徳2年(1712)建立
明治天皇寝覚御小休所跡碑
寝覚山臨川禅寺寺標
臨川寺山門 (ねざめの床入口)
寝覚の床
謡曲と木曽路の寝覚の床説明
境内の東屋
東屋からの遠望 (木曽川下流域)
弁財天堂
亀の家 (浦島太郎伝説がある)
浦島太郎姿見の池
六地蔵尊