霊験あらたかで有名なこの馬頭観音の縁起によれば、昔、木曽義仲公の名馬は、人の言葉がわかりました。義仲が木曽の桟の絶壁に通りかかり、目算で 「七十三間とべ」
と号令をかけました。名馬は命ぜられるまま正確に七十三間とびましたが、実際は七十四間あったので、人馬ともに河中へ転落してしまいました。
義仲は九死に一生を得て助かりましたが、かわいそうに名馬は亡くなりました。そこで、義仲は金の観音像を作らせて一堂を建てて馬の菩提を弔ったといいます。それがこの観音堂のいわれです。
以前は、もう少し南の観音坂にありましたが、明治43年の鉄道工事の折に、現在地一里塚の上に移築されました。
沓掛馬頭観音説明
御堂の中の瓶子
弘化5年(1848)の馬頭観音
馬頭観音
庚申尊天(庚申塔)
JR中央本線脇の旧道
一里塚上に建つ沓掛馬頭観音堂
沓掛馬頭観音堂40m道標
国道19号線から左に入る旧道 (道標あり)
左手擁壁に道標がある
道標の向いのJR中央本線跨道橋
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