藪裏とは、この地で山村代官の代々家老であった千村家が、竹藪の裏に居を構えて 「藪裏の千村様」 と呼ばれていたことに由来しています。
 また、千村様が住居を移される度に、不思議とその場所から清水が湧き、以来、「藪裏千村様の湧水(清水)」 と称されました。
 千村家はこの水場に水桶を作り、一段目は飲み水、二段目は野菜洗いに使えるよう町の人々に一部開放していました。これは、この地を治める千村家代々の優しさの表れといえるでしょう。

 この橋は、清水の湧いた場所より小川が流れ出て、その小川に木製の橋が架かっていたものを復元したものである。
 「喜又」 とは、この地を治めた11代目当主であり、島崎藤村の実兄と共に、この町の山林確保に私財を投売りながらも、町の人々のために尽くした天晴な人柄を想い命名いたしました。

喜又橋の向かいの七笑酒造蔵

喜又橋の由来

薮裏清水 (水は流れていない)

千村家蔵

千村茶屋

美濃屋蔵