この経塚は、初代木曽代官山村良候(たかとき)が、慶長年中に家臣の川崎又右衛門(祖要坊)を伴って、全国の霊場を廻って大乗経を納め、記念として塚を築いて松を植えた。年を経て知る人もなくなったので、第5代の山村良忠(たかただ)が曽祖父良候(号道祐)の百年忌にあたって、碑文を刻み建立したもので、「丸一」は山村家の家紋である。
文は長男の山村良林(りょうりん)で後の第6代代官山村良景の書である。
建立は元禄14年(1701)11月20日、さらに左の大日如来坐像は、元禄15年に造立したものである。
(木曽町)
経塚説明
元禄15年(1702)の大日如来坐像
五代山村良忠が初代良候の百年忌に当たって元禄14年(1701)に刻んだ碑