辻村みちよ博士(1888~1969)は、緑茶の中にカテキンが含まれることを世界で初めて発見した研究者で、日本初の女性農学博士となった人です。辻村博士は桶川市に生まれ、学童期を過ごしました。
この顕彰碑は、辻村博士の姪である中野韶子(よしこ)様が、伯母である博士を深く敬愛し、博士の 「生涯をかけた仕事」 が忘れ去られることがないように、博士が教鞭をとったお茶の水女子大学、実践女子大学の教え子たちとともに、1981年に終焉の地、豊橋市のご自宅内に建てたものです。
石碑正面の 「慈味」 は、1954年に博士が中野家を訪れた際、色紙へ揮毫されたものです。このことから、中野韶子様はこの石碑を 「色紙塚顕彰碑」
と名付けました。
2013年になり、この顕彰碑は中野様のご息女である稲橋三春様のご好意により、生誕の地である桶川市へ移譲され、ここに建てられました。
(桶川市桶川地域文化研究会)
整備されたトイレ
桶川宿案内板
辻村みちよ顕彰碑