平出の泉に育まれた平出遺跡は、縄文時代から平安時代にかけての大集落です。昭和25年から現在までの発掘調査により、縄文時代では中期60、後期2、古代では古墳時代79、平安時代28、時期不明30の計199軒の住居が発見され、緑釉水瓶(りょくゆうすいびょう)をはじめとする土器・石器などが大量に出土しました。
 これらの発掘成果は、当地における縄文時代から平安時代までの村落のあり方を解明するうえで極めて重要な遺跡であることから昭和27年に国史跡に指定されました。
 現在、塩尻市では史跡一帯を「縄文の村」・「古代農村」の復元や体験地区・ガイダンス地区を設け・史跡公園として整備するための事業に着手しています。
 出土品は平出博物館に展示しています。

国史跡平出遺跡説明

平出遺跡標柱

竪穴式住居

高床式建物