今井家の黒塀

旧街道と本陣門

本陣跡 (今井家)

庭園

明治天皇今井御小休所碑

 旧今井村は、中山道塩尻峠の東の登り口にあって、古来交通上の要衝で、江戸時代には、ここに御小休本陣が設けられ、今にその旧観を残している。
 中山道は、江戸と京都を結ぶ裏街道として、江戸時代には幕府の要人や尾張飛脚をはじめ、参勤交代の西国諸大名の人馬の往来も激しく、多くはこの家に御小休になった。
 文久元年(1861)11月5日、皇女和宮が徳川将軍家に御降嫁の時、明治13年(1880)6月24日、明治天皇が山梨、三重、京都方面御巡幸の時、御小休になられた。
 平成11年7月16日、江戸時代の姿をほぼ継承している点が貴重であるとして、主屋等11件が国の登録有形文化財に指定された。