諏訪大社春宮矢木先大門の是の石燈籠は今を去る文政12年(1829)巨匠山田金衛門の名作にして其の由緒上又雄渾なる形状からも当地方稀有の存在にして当大社の文化財の一なり。
 近時、市街地の発展と交通事情の激化に伴い、左殆に瀕するを憂い地元有志相倚り相議り浄財を捧げこれが保護の万全を期し、約一米現地に移動し併せて周囲を美化し以って大社の尊厳を永遠に護持せられたり。茲にその工事の完成に際し経緯を述べ併せて各位の篤志を後昆に伝えんとす

石燈籠整備の記碑

一之宮常夜燈の右手に見える諏訪大社下社春宮の大鳥居

一之宮常夜燈