下諏訪宿は宿としての呼び方で、郷村名としては湯之町と呼ばれていた。下諏訪宿の宿場は綿之湯を中心につくられ、湯田町、横町、立町の4丁50間(527m)と木の下である。宿場の中心は問屋である。問屋は運輸業務の一切を取扱うもので、その事をしたところを問屋場または会所といい、綿の湯の前にその建物があった。
この問屋場で仕事をする人を宿役人といった。問屋年寄、帳付、馬指という人々がこれである。
本陣・脇本陣・伝馬宿・旅籠屋・茶屋商家が多く、旅籠には飯盛女という名の遊女がおり、宿場は大変賑やかであった。
鉄鉱泉本館「つたや」
旅館「古久屋」前の諏訪宿説明碑
壁に埋め込まれた 「銕鑛泉」 の看板