日根野高吉は豊臣秀吉の武将で、天正18年(1590)諏訪の領主になり、高島城を築いた築城の名手である。
慶長5年(1600)6月26日高島城に病んで没し、慈雲寺に葬られた。
法名 鑑照院殿鉄叟玄心大居士位
その子吉明は関ケ原戦後壬生(栃木県)に移され、のち大分の国府に移されて2万石を領し、慶安2年(1649)父の50回忌に当たって五輪塔を建てて供養した。
諏訪にある五輪塔として、最も大きいものである。
(下諏訪町教育委員会)
延命地蔵大菩薩
延命地蔵大菩薩
延命地蔵尊、六地蔵尊
日根野高吉供養塔説明
五輪塔
灯籠は神・仏に火をささげるという意味で、本堂・塔など前正面に一基のみが古い形です。
韓国で最も古寺である海印寺は、八方大蔵経の保存で有名である。その願堂庵の前に立っていて国の文化財になっている六角形の石灯籠(高麗時代918~1392)を四角形大面取に創作したものである。日本で最も古い春日大社にある灯籠の一つ
「柚ノ木形」 の源流と思われるものである。
基礎の格狭間(こうざま)は飛鳥・奈良時代の手法を刻み、蓮弁は素弁の古い形式ですっきりと、竿は中節がないのが韓国形のすっきりと、火袋は正面のみ四角窓で古式で、裏は円窓に複弁の蓮弁となり特に美しい形となっている。
笠はワラビ手のない薄手で軽やかで、上の宝珠は蓮のツボミの形となっている。
海印寺高麗形創作灯籠説明
石灯籠