諏訪大社の御柱祭は、7年目毎申・寅年に行います。規模の大きさ、勇壮・豪快なことは比類なく、天下の大祭として知られています。
 樅の巨木を奥山から切り出し、社の四角に建てるのですが、山から引き出す 「山出し祭」 が御柱年の4月、町内を曳航し建立する 「里引き祭」 を5月に行います。
 曳航途中、木落し坂と呼ぶこの急坂で、御柱を引き落とすのが下社山出し祭最高の見せ場 「木落し」 です。男意気に駆られる若者たちが、群がりうちまたがった御柱を、100m余り・傾斜度45度近い崖のようなこの木落し坂頂上から、一気に引き落とします。落下の反動で、若者たちの大半は放り出され御柱とともに転がり落ちる、一帯を埋め尽くす大観衆は一瞬息を飲み、驚声と大喚声が沸き上り、その豪壮さは筆舌に尽くせません。
 「男見るなら七年一度諏訪の木落し坂落し」
と唄われてきました。この木落し坂での木落しは、下社春宮・秋宮の御柱8本を3日にわたって行います。
 (下諏訪観光協会)

萩倉(はぎくら)の丘の上なる双松(ふたつまつ)いく世までにか年の経ぬらむ

島木赤彦歌碑

天下の木落し坂碑

御柱木落し坂説明

推定樹齢200年のアカマツ

御柱先端

木落し坂

ガードレールに中山道道標がある

庚寅模擬御柱標柱

模擬御柱