かつて、この山の中腹にあった熊野権現社の前に並んでいた石像である。旧道の退廃とともに荒れるにまかせていたが、昭和48年(1973)の調査発掘により29体が確認され、ここ旧道沿いに安置された。 内訳は、千手観音13体、如意輪観音4体、馬頭観音10体、不明2体で、4体は未発見である。 峠の難所を往来する人馬の無事を祈って祀ったものであろうか。 (文化庁・長野県・和田村)
三十三体観音
三十三体観音説明