ミミズの碑は、この地蚯蚓に住む人々の希望により祭られました。
 蚯蚓(みみず)は、土壌動物の代表です。みみずは枯れた落ち葉や木の枝などをよく食べ糞をします。その糞は 「土」 となります。「生まれたばかりの新鮮な土」 「植物がよく育つ土」 なのです。
 少し残酷ですが、蚯蚓地区では 「みみずのひもの(はらわたを出して板の上にはりつけた)」 つくり、解熱剤として煎じて使いました。

蚯蚓(みみず)のご案内
〇 体は貧毛網の完形動物で多数の体節からなっています。
〇 世界には2700種ほどが知られていて、大きいものは3mにもなります。日本には100種類ほどが知られていて大きいものは60㎝にもなります。
〇 雌雄同体ですが、卵(卵胞)を産むときは、2匹が環帯(みみずの鉢巻きとよばれているところ)のところをくっつけ合って、互いに精子を交換します。卵から孵化した幼体は、植物質の腐りかけたものを好んで食べ成長し、1年程で死んでしまうものが多いようです。

ミミズの碑

ミミズの碑説明