二十三夜塔、念仏供養塔、南無阿弥陀仏碑
延宝3年(1675)の石燈籠
無量寺は、天台宗比叡山延暦寺の末寺で、本尊は薬師如来とされ来迎山無量寺という。この寺は長保5年(1003)3月建立といわれる。開山は僧恵心院源信とされているが、中期に兵火を被り、かつて茂田井南側にあったものを現在の地に移したといわれる。兵火に遭う前の無量寺は正林寺白山堂の仏閣があったことから、旧地を現在大字無量寺と呼んでいる。付近には正林寺・白山堂・五輪沢・五輪窪・大門脇・塔婆等の地名が残っている。
寺宝として梵文のある青石の古碑三面大黒天の古像と、大なぎなたがある。
境内は東西約68m弱(34間)、南北約36m(18間)、面積272㎡(628坪)あり、舊除地は石高18石5斗9合であったと云われる。
薬師如来本像は檜材座像(高さ2尺8寸4分)で脇侍に日光・月光両菩薩を持ち、室町時代のものとして佐久地方では注目されている作例である。
(立科町教育委員会)
五輪塔
三界萬霊塔
大修理記念碑
来迎山無量寺由緒
子育地蔵尊と馬頭観音群
供養塔、弘法大師像、馬頭観音
六地蔵尊
無量寺本堂
辻行灯が建つ山門
鐘楼