望月は石仏の里である。道の辺に、叢に素朴な石仏たちは苔むしている。つつましく美しい姿に、時を越えて遠い世に去った祖先に郷愁を覚える。
 路傍に佇つ道祖神は、愛する妻と子の、隣人の、そして望月の道を旅行く人々のつつがなきことを願い、村人たちは永遠の祈りを不朽の石に託した。
 時は流れても人の願望は同じである。受け継がれた祖先の心は、地域の繁栄を願い、この地に住むひとびとの幸と、望月の道行く人々の交通安全を祈願してここに道祖神を建立した。

「日本一の道祖神、高さ2.3m、幅2.2m、重さ7t」 の標柱がある。

むらおこし道祖神碑

2基の馬頭観音

男女双体道祖神