安川家は江戸時代を通じて中山道小田井宿の本陣をつとめた。現在、その本陣の客室部を良好に残している。
客室部は切妻造りで、その式台・広間・三の間・二の間・上段の間・入側などは原形をよく留めており、安川家文書で宝暦6年(1756)に大規模改築が行われたと記されていることから、その際の建築と考えられる(長野県史編纂時の調査による)。
また、湯殿と厠は、幕末の文久元年(1861)の和宮降嫁の際に修築されたものであろう。
厠は、大用所・小用所ともに2畳の畳敷きとなっている。
(御代田町教育委員会)、
安川本陣跡
本陣跡説明