地蔵尊
左元禄9年(1696)、右正徳6年(1716)
軸部は、ケヤキ材を用いた重厚な建築で、柱は円柱、柱上三手先の斗栱(ときょう)で桁を受ける。中備は、十二支の蟇股(かえるまた)を配している。軒は二重繁棰(しげだるきとなる。
内陣は、裏側壁面から半間出して来迎柱を建て、来迎壁に須弥壇をつけている。内陣の天井は、花鳥などを描く格天井となっている。他に、欄間の彫刻、外陣天井の画など装飾が多い。
内陣蟇股墨書銘により安永9年(1780)の建立であることが知られる。三間仏堂ではあるが、本格的な造営を受けた仏堂建築で、しかも建立年代が明らかであり、保存価値が極めて高いと言える。
(浦和市教育委員会)
玉蔵院本堂
参道
地蔵堂 (有形文化財)
地蔵堂説明
堂宇大改修記念碑