江戸時代五街道の一つ。江戸から、上野、信濃、美濃を経て近江草津で東海道に合する。
この谷間の道が五街道の一つ中山道で坂本宿を経て峠に至り、軽井沢宿への入り口になっていた。この道の険しさを旅人は、
「旅人の身を粉に砕く難所道石のうすいの峠なりとて」
「苦しくも峠を越せば花の里みんな揃って身は軽井沢」
と唄っていた。峠の頂上には道中安全の神熊野権現が祀られている。
現在の道(舗装路)は、明治天皇御巡幸道で、明治11年(1878)に改修された道である。
(軽井沢町教育委員会)
旧中山道碓氷峠路跡