12代景行天皇の命により日本武尊は東国を平定し、帰途、武蔵・上野を経てこの碓氷嶺東麓川久保坂に差し掛かった。
 その時、山の神は白鹿に化け尊の進路を妨げた。尊は蛭(ひる)を投げて征せんとすると、濃霧たちまち起こり進路きわまった。すると、剣を持った白髭の老人が現れ、白鹿を撃退したので尊は濃霧から脱することができた。
 尊は、白髭の老人の霊験をみたのは天孫降臨を先導した猿田彦命の加護と思い、石祠を建てて祀った。
 時に景行天皇40年(240)白髭の老人にちなみ白髭神社の創立となった。
 なお、尊が濃霧を避難した岩を不動尊の岩と呼び、そこから落下する滝を苧麻(ちょま)の滝という。この滝を白髭神社の前宮として飛滝大神を祀る。白髭神社の祭神は、猿田彦命・日本武尊・飛滝大神である。
 本神社は、約50m奥にある。

男女双体道祖神

白髭神社由緒

寛政5年(1793)の馬頭観音(右)

庚申塔

拝殿に掛かる白髭神社の扁額

左から秩父板東西国四国供養塔、庚申塔、道祖神、百万遍供養塔、道祖神

白神神社拝殿

宝篋印塔

石祠