茶釜石説明
この奇石は、もと旧中山道丸山坂の上にあったものです。たまたま、ここを通った蜀山人(太田南畝)は、この石を叩いて珍しい音色に、早速、次の狂歌を作ったといいます。
五料(五両)では あんまり高い(位置が高い) 茶釜石 音打(値打ち)をきいて 通る旅人
この石は、叩くと空の茶釜のような音がするのでその名がある。
人々は、この石を叩いてその不思議な音色を懐かしんでいます。
五料の七不思議の一つに数えられています。
茶釜石
右側の地蔵菩薩立像の台石に地蔵尊の頭が祀られている
木の根元にある西国秩父坂東廻国供養塔と馬頭観音
地蔵菩薩立像
馬頭観音と地蔵菩薩
昔、馬方が左右の荷のバランスをとる為に地蔵の頭を利用し、用が済むと路傍に捨ててしまったため、夜毎 「五料恋しや」 と地蔵の頭が泣くため、里人が憐れみここに届けたといわれている。