聞名寺の笈は、弘安3年(1280)一遍上人が聞名寺開基の際に、什宝として持蓮華、数珠、袈裟、仏子とともに置いた5品の一つで、上人の十二光筥の第七にあたり、現在日本に残存する3ヶの中の一つである。その大きさは、高さ約39㎝、幅39.5㎝、奥行き27㎝で、上、下、台部の三段に分かれ、それに麻布を張り、その上を黒漆で塗り上げてある、経机に箱を重ねたような形をした時宗独特の笈である。
 (安中市教育委員会)

聞名寺の笈説明

聞名寺山門

聞名寺本堂

一面六臂の青面金剛の庚申塔と文字庚申塔